【配置転換無効申し立て社員への処遇問題】

【配置転換無効申し立て社員への処遇問題】

かねてより問題の多かった社員を配置転換したことに対し、社員から「配置転換の無効」を申し立てられた会社からのご依頼。約1か月の交渉期間で社員が退職するとの早期合意決着を実現しました。

■解決バトナ

法律上、配置転換は有効と考えられたことから、安易な譲歩はしない方針としました。
一方、会社側も解雇までは強制できず、この社員にも今後給料を払い続けなければならないという(相手側の)バトナがありました。
退職する場合には一定の解決金を支払う事を示唆し、退職を検討するよう誘導しました。

■解決ポイント

社員の代理人弁護士に対し、「配転命令は有効である」ということを伝えることが勝負の分かれ目でした。
早期に解決することが、双方にとって経済的メリットがあると伝え、解決金名目での支払いを条件に、約1カ月という短期間で最終合意に至り、円満な退職合意となりました。

■依頼者様からいただいたお言葉

「最終的に退職という結論になって良かったです。解決金の支払いも十分納得できる金額でした。」との感謝の言葉をいただきました。